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卒業生インタビュー(2回目)-管打楽器

服部 孝也さん
1993年 器楽専攻管打楽器コース卒業

「自分は愛知県立芸術大学で、日本で最高の音楽教育を受けていると思っていました。」

愛知県立芸術大学に進学した、トランペット奏者の服部孝也(はっとり・たかや)さん。愛知芸大では、充実した教育環境の中で、日々練習に専心し、授業のクラスだけでなく、オーケストラのエキストラ奏者としての音楽活動や、国際的な音楽祭に参加するなど幅広い活動をしたと言います。今回は、服部さんの大学生時代の思い出を伺います。

wap-interview-02-01服部 孝也さん

・・・・学生時代はどういう一日を過ごしていたのですか。

服部「毎日9時から授業でしたから、授業の前に学校に来て音だしをする為に、朝6時くらいには起きて、7時には家を出ていました。夜も9時までは練習して、課題や宿題をするというのが生活のサイクルでした。とにかく、ずっと大学にいて、ずっと練習をしていましたね。」

wap-interview-02-02卒業時に専攻の先生方から頂いた色紙。楽譜は入試の時に演奏した中川先生作曲の楽曲。

・・・・課題と練習の日々だったのですね。

服部「そうですね。出される課題をこなすのが本当に大変でした。ハイドンやモーツァルトの交響曲全曲の編成を調べたり、その作品時代の歴史的背景を調べたりもしました。それから作品を編曲したり、パート譜を作ったりなんかもしましたね。その他に室内楽の授業や、もちろんレッスンもあって、本当に忙しかったです。」

wap-interview-02-03愛知県立芸術大学第2回オーケストラ定期演奏会(1991年)

・・・・人間関係はどうでしたか。

服部「管打楽器コースに最初に入学した学年だったので、先輩はいなかったのですが、2年生になってからも、あまり先輩後輩という垣根はなくて、すごくアットホームな雰囲気でした。」

・・・・休みの日はどのように過ごしていたのですか。

服部「休みになると、なるべく外に目を向けて音楽を聴きに行こうとしていました。東京にもよく出かけていろんな演奏会に足を運んでいっぱい刺激をもらいに行ってました。」

wap-interview-02-04愛知県立芸術大学芸術祭での模擬店「かんだ川」のメンバーと

・・・・大学のオーケストラでの思い出を教えてください。

服部「オーケストラの授業では譜面を正しく読む事をとにかく勉強しました。指揮の外山先生がいつも本気でプロと全く同じことを要求されるので、こちらも毎回本気でぶつからなきゃいけないというか、本当にいろいろな事を培いました。辛かったり厳しかったけれど、とても充実していましたね。」

wap-interview-02-05後輩たちとのトランペットアンサンブル

・・・・その他に印象に残っている演奏活動はありますか。

服部「仲間とブラスアンサンブルを組んで、学校や校外でも演奏活動をしていましたね。学生の頃からプロのオーケストラのオーディションも受け始めました。ことごとくだめでしたけど。その頃からエキストラ奏者として、名古屋フィルハーモニー交響楽団、4年生になってから新日本フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団にも行かせていただきました。」

wap-interview-02-06ウィーン楽友協会で行われた演奏会で。

・・・・学生時代には、若手音楽家の登竜門であるパシフィック・ミュージック・フェスティバルにも参加されていますよね。

服部「4年生の時オーディションに合格して参加しました。周囲はすばらしい人だらけで、とても大きな刺激を受けました。初めはすごく劣等感を感じていたのですが、ひと月たった頃には自分にも出来るんだとすごく自身がついた気がしました。」

・・・・学生時代の経験でプロになって役立っていることはありますか。

服部「自分にとって愛知芸大で学んだという事は凄く大きな事で、それが今につながっているんだと思っています。学生の頃は、というか今でも思っていますが、自分は愛知県立芸術大学で、日本で最高の音楽教育、本物の教育を受けていると思っていました。そういう場所で勉強し、自分が選んだこの場所からまたいろいろな方と出会い、学んだ事すべてが今に繋がっているんだと思います。」

wap-interview-02-07アスペン音楽祭で中川良平先生と

・・・・特に印象に残っている出会いはありますか。

服部「中川良平先生との出会いですね。先生からは、音程やフレーズの作り方から舞台上での立ち振る舞いや、どうやって演奏して人に伝えるかなどをくどい程に教え込まれました。先生のおっしゃっていた事の意味は、学生の時は『ハテナ?』で理解できないことも多かったのですが、プロになってからようやく少しずつ解るようになってきた気がします。本当に先生の教育が身体に染み付いているような気がします。また自分の人生のポイント、ポイントでいつも先生がきっかけを作ってくれました。新日フィルに紹介してくださったのも、アメリカのアスペン音楽祭に行くのを進めてくれたのも先生ですね。感謝しています。」

インタビュアー・中村ゆかり(愛知県立芸術大学音楽学部卒業生)?

取材日 平成25年5月28日