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H27ドイツ=ケルン音楽大学(アーヘン校)からの留学報告Vol.3

音楽研究科博士前期課程 弦楽器領域 加藤 志麻さん写真1 ボンの八重桜.jpg

夏ゼメスターが始まってもうすぐ二か月になろうとしています。最初は先ゼメスターと同じように午前中に語学学校に通い、それからアーヘンへレッスンを受けに行くというスタイルにしたかったのですが、語学学校に丁度良いコースがなく、断念しました。ですが、その分時間に余裕ができたのでじっくりと楽器と向き合えたと思います。ドイツに戻ってすぐにOsternといってキリストの復活祭がありました。日本人にはどうも馴染みのないお祭りですが、ドイツの人達にはクリスマス同様にとても大切な祝日で殆どのお店が閉まります。ウサギ型やたまご型のチョコレートを家族同士でプレゼントし合うそうで、スーパーにも贈り物用のチョコレートが沢山売られていました。また、この日にお墓参りもするそうで、お盆のような日なのかなと感じました。私はヒツジ型のケーキを頂きました。形が形なのでどこから食べようか迷いましたが、とても美味しく頂きました。ドイツの春はとても綺麗で、日本ではそんなに春を意識していなかったのですが、秋からこちらに来たからか一斉に咲き出す花が美しく、ドイツの人々が春を心待ちにしている訳が分かった気がしました。

4月中頃からレッスンも始まりました。冬ゼメのレッスンでは、殆どスケールシステムという新しいテクニックをこなすのに必死でした。今ゼメに入ると、先生は引き続き基礎練習や、新しいテクニックを教えて下さったりしましたが、本格的な曲のレッスンになりました。本当に一音一音のレッスンで、体に力が入って楽器に圧力をかけたり、少しでも気を抜いた音があると、すぐに指摘されました。よく練習して臨んだつもりのレッスンでも「全然音がきれいじゃない」と言われ、どうしてそう言われたのか分からずに悩んだこともありました。ですが、自分も先生も納得した音が出た時は褒めて下さり、ずっと先生が仰っていた「いい音」が少しずつ分かってきた事が実感できて嬉しかったです。

写真2 アーヘン校のホール.jpg     

アーヘン校ホール

また、こちらで初めてKlassen Abend(門下のコンサート)に出演しました。アーヘンの学校のホールは一つしかなく、ケルン本校のホールよりも小さいですが、とても心地いい響きのホールです。お客さんは殆どがお年寄りの方で、学生が一生懸命演奏をしているのを楽しみに聴きにきて下さっているのが舞台の上からでも感じることができました。私も緊張するよりも楽しんで演奏したのは久しぶりで、弾き終わった後の拍手が本当にあたたかく心に染み渡りました。また頑張ろう、と思える演奏会でした。

5月には、ゴールデンウィークに家族が旅行にきました。ドイツにいる間に一度は訪れたかったノイシュヴァンシュタイン城を観光したり、ケルンは勿論、ケルンから電車で10分程のブリュールという町に行き、アウグストゥスブルク城 を見てまわったりしました。アウグストゥスブルク城は世界遺産なのですが、意外と知られておらず観光客が少なかったので、美しいお城をじっくり見学することが出来ました。 また、同じ学年の加藤菜月さんの留学先のハンブルクにも行きました。初めて北ドイツを訪れたのですが、緑色の屋根に赤い煉瓦造りの建物が印象的な港町でした。ハンブルクが発祥の大きなハンバーガーを食べ、すべて手作業で作った巨大なジオラマがあるミニチュア博物館を見学しました。また、その日の夜にはバレエの「ナポリ」という作品を見ました。踊りが素晴らしかったのは勿論なのですが、舞台のセットやダンサーの衣装の色合いも全体で構成されていてとても美しかったです。次の日はブラームス博物館やハンブルク私立美術館をまわりました。パウル・クレーの「金色の魚」など名画揃いで、館内も広く見応えたっぷりでした。今回は滞在時間が少なかったので改めてもう一度訪れたいと思います。

写真4 アウグストゥスブルク城.jpg   

アウグストゥスブルク城

 写真5 ブラームス博物館にて、ブラームスが弾いていたピアノ.jpg

ブラームス博物館

早いものでドイツでの生活もあと少しになってきました。レッスンや演奏会、旅行なども楽しみたいと思います。

[問い合わせ]

愛知県立芸術大学 学務課 学生支援・国際連携係
Tel:0561-76-2843
Fax:0561-62-0083
Mail:g-shien[at]mail.aichi-fam-u.ac.jp([at]を@に書き換えて送信してください)