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H28ドイツ=ハンブルク音楽大学からの留学報告①Vol.1

音楽研究科博士前期課程 管楽器領域 加藤菜月さん

 4月からドイツ ハンブルク音楽演劇大学にて勉強させていただいております、大学院音楽研究科音楽専攻管楽器領域 2年の加藤菜月です。先生方をはじめ沢山の方々にお力添えをいただき、応援してくれる家族や友人がいたからこそこのチャンスを手にすることができました。この機会を与えていただけたことに感謝し、留学生活をしっかりと頑張っていきたいと思っています。

写真1ハンブルクの街.jpg

 ハンブルクで生活し始めて早3ヶ月が経ちました。3月中旬と少し早めにドイツへ来たことが幸いし、渡独後2週間ほどで住民登録、銀行開設、ビザ申請と重要な手続きを全て終え、4月からの新学期を落ち着いて迎えることができました。今では暮らしにも慣れ、日々を楽しく送っています。私は、ハンブルクの大学に通う学生のための寮 に住んでいます。学生寮はいくつも存在しますが、私の住む寮は20分程バスに乗れば街の中心地へ行くことができる便利な場所に立地し、さらに24時間使用できる防音の練習室が多数備え付けられています。そのためハンブルク音楽演劇大学の学生が多く住んでいますが、音大生専用の寮というわけではなく、ハンブルク大学など一般の大学へ通う学生も住んでいます。



写真2 寮.jpg

 寮

アルスター湖のすぐ近くにあるハンブルク音楽演劇大学の美しい校舎は、残念ながら現在工事中のため、学生は皆別のキャンパスで勉強しています。私の通うキャンパスは以前別の大学が使用していた校舎のようで、本来とは全く別の場所にあり、30分程バスに乗って通っています。私は、ハンス=ウド・ハインツマン先生に御指導いただいています。憧れの先生のレッスンを毎週受けることができ、とても幸せに感じています。レッスンでは、その日御指導いただきたい作品とオーケストラスタディを主に見ていただいていますが、演奏時の姿勢や楽器の構え方、音の出し方など基礎的な奏法の改善にも取り組んでおり、作品を通してそういった点も御指導いただいています。

写真3 練習室.jpg

 練習室

先生とはドイツ語でお話し、レッスンもドイツ語で受講しています。先生のおっしゃることをその場で全て理解することはまだ難しいので、レッスンは必ず録音し、家に帰ってから辞書を片手に聞き返し復習しています。また、他の学生のレッスンも積極的に聴講しています。これはドイツに来る前からやろうと決めていたことでした。同じ場所で学ぶ学生の演奏やそれに対する先生の御指導を聞くことは、自分の受講するレッスンと同様に大変充実した時間だと感じています。

 ドイツ語にはとても苦労しています。語学学校には4月から通い始めましたが、知らない言語を知らない言語で学ぶ難しさを痛感しました。日本で勉強していた内容よりも簡単なレベルのクラスへ入ったにも関わらず、通い始めた当初は先生の言われることやリスニングの問題がほとんど何も聞き取れませんでした。それがたとえ間違った文法でも積極的に発言したり質問したりしているクラスメイトとは対照的な、何か言いたくても言葉にならず小さくなることしかできない自分を情けなく感じ、日々落ち込みました。しかし、ドイツ語に少しずつ慣れていくと同時に、「周りの人と同じようにドイツ語で話したい」「相手の話を理解して自分の考えを伝えたい」という気持ちが強くなり、今では前向きな気持ちでドイツ語の勉強に取り組めるようになりました。自分で勉強し文法を理解することも大切ですが、それ以上に自らドイツ語を声に出して話すことや相手の話を聞くことが大切だと感じます。時間はかかると思いますが、絶対に話せるようになるんだという強い意志を持って、焦らずコツコツ頑張っていきたいと思います。

 ハンブルクにはオペラハウスと大きなコンサートホールがあり、オペラ、バレエ、オーケストラと素晴らしい演奏会が日々行われていて、毎週のように足を運んでいます。オペラやバレエは事前に席を予約して聴きに行っていますが、オーケストラの演奏会では大体当日券を買うために少し早めにホールへ行き、定価の半額でチケットを購入して聴いています。日本と大きく違うなと感じることは、お客さんが皆公演前や休憩中のワインやお喋りを欠かさないことです。休憩中はホールが空っぽになってしまうほど誰も客席に残っていないので、初めはとても驚きました。お客さんは、その時間も含め、その日の公演を楽しんでいるように感じます。

 音楽を聞くことと同じ位に、こちらの空気や景色を感じることも大切にしています。天気の良い日はハンブルクの街をのんびり散歩したり、週末は列車に乗って別の街へお出掛けしたりもしています。ドイツはその街によって雰囲気が全く違い、大変興味深いです。こちらにいる間に、ドイツ国内は出来るだけ多くの都市を、また隣国へも足をのばし様々な場所へ旅をしたいと考えています。

[問い合わせ]

愛知県立芸術大学 学務課 学生支援・国際連携係
Tel:0561-76-2843
Fax:0561-62-0083
Mail:g-shien[at]mail.aichi-fam-u.ac.jp([at]を@に書き換えて送信してください)