HOME

お問合せ

交通アクセス

日本語English

H28ハンガリー=リスト音楽院からの留学報告①Vol.1

音楽研究科博士前期課程 鍵盤楽器領域 加藤麻里さん

勉学の状況写真4 国会議事堂1.jpg

こんにちは。9月の月間報告をさせていただきます。

8月26日にハンガリーへ入国し、リスト音楽院へパートタイムスチューデントとして入学致しました。

8月29日からオリエンテーションがあり、入学式や、小さなワークショップ、学校ツアーなどがありました。私達パートタイムスチューデント(愛知県芸の研究生のようなプログラム)、正規入学生、そして大学院学生も同時にスタートするのでレッスンミーティングや様々な機会で新しい友達を作りやすい環境です。様々な国から学生が来ており、学内は英語でコミュニケーションが取られています。レッスンでも先生が英語を話して下さいます。 本年度は日本人の学生も例年より多く、たくさんの仲間と共に新年度を迎えることができ心強いです。

キャンパスは2つあり、どちらもブダペスト中心部のオクトゴンから徒歩で数分の場所にあり、とても便利です。本館は歴史的で豪華な装飾に彩られた大ホールと小ホール を携え、一般の聴衆に向けコンサートも開かれています。先日はここで5年に一度あるリストコンペティション が行われ、大いに盛り上がりました。

写真1 大学小ホールでのクラス分け試験.jpg

大学クラス分け試験

写真2 リストコンペティションファイナル.jpg

リストコンペティション

別館であるリゲティ館では授業や自習、練習室が充実しており、毎日朝は7時から、夜は23時までグランドピアノで練習することが出来ます。私のアパートがある西駅近くは住宅地で、家族団欒の静かな時間を大切にするハンガリーでは週末は音を出すことが出来ないためこのような環境は有り難いです。

さて、先日よりレッスンがはじまりました。私はイエネー・ヤンドー先生と、ファルヴァイ・カタリン先生お2人の先生のクラスに所属しています。レッスンでは先生が多くの例を演奏して下さるのでとてもわかりやすく、勉強になります。レッスン全体の大きなテーマは『音楽の方向性』です。旋律の歌い方だけでなく、進んでいく音楽を予測出来るような音色を選択し、腕や身体もそれを無駄なく助ける動きである必要がある‥それが今の私の課題です。レッスンは様々な実験とディスカッションを経て進められ、それぞれの瞬間がヒントになります。リスト音楽院はフレーズ感を持った勢いのある演奏をする生徒が多く、練習室から漏れてくる音を聞いてもセクションごとの方向性や和声の進行を意識した練習をしているのがわかります。



生活の状況

ハンガリー人は温厚で優しい方が多く、街ではちょっとした瞬間にコミュニケーションがあり、心温まる瞬間が多くあります。公用語はマジャール語ですが、若い世代は英語を話すことが出来るようです。どのハンガリー人も、ハンガリー語で挨拶をするととても良くしてくれます。物価も通貨のフォリントが約0.37円ととても安く、生活費が日本ほどかからず住みやすいと感じています。

街では交通機関が電車、バス、トラムと発達しており、どこへ行くにも便利です。

街に7つ程あるホールでは、毎日何かしらのコンサートが開催されています。先日はアルト・バストロンボーンのコンペティションや、イタリアの聖チェチーリア管のコンサートなどに行きました。これから現代音楽の祭典や、ルガンスキーなどたくさ

んのピアニストのコンサートががあり、ドナウ河沿いのバルトークホールが賑わっています。現代音楽作曲家のペンデレツキのオーケストラと合唱作品が生で聞けるなんて、とても楽しみです。

写真3 バルトークホール外観.jpg

バルトークホール

国内外からの有名オーケストラやソリストのコンサートを気軽に聞くことが出来、しかもほとんどのコンサートでスタンディングの学生席(空いていれば席にいれてもらえることも)が500フォリントで用意されており、学生達は並んでチケットを手にしています。このような素晴らしい環境の中でヨーロッパの学生の感覚は研ぎ澄まされて行くのかなと感じました。

最近ハンガリーは10月の難民受け入れか否かの投票を前に水面下で揺れているようですが、普段は住みよい街です。

周囲の状況に気を配り、安全に勉学に励みたいと思います。また1ヶ月後に様子をご報告させて頂きます!

[問い合わせ]

愛知県立芸術大学 学務課 学生支援・国際連携係
Tel:0561-76-2843
Fax:0561-62-0083
Mail:g-shien[at]mail.aichi-fam-u.ac.jp([at]を@に書き換えて送信してください)