HOME

お問合せ

交通アクセス

日本語English

H28イギリス=ロンドン芸術大学からの留学報告Vol.2

美術学部 油画専攻4年 秋良美有さん

課題以外の講座について

おおまかに課題以外のサポートとして、技術力向上のためのツール講座と語学力向上のための講義があります。

ツール講座では、一回きりの講座が多く、ワークショップの成り立て方、卒業制作展にむけて搬入の仕方・展示方法、パフォーマンス・映像作品などについて教授が入れ替わりで講義をしてくださります。特に私は、今話題となっていること(最近の展示やBBCで取り上げられた情報について)をお題としてとりあげた講義やドキュメントとはいったい何なのか、という話し合いをした講義が今でも振り返って考えるほど身になりました。その日その場にいる生徒同士がディスカッションをして互いの知識を交換し合い、止揚していける場がとてもありがたいです。

普段の授業でも、生徒は受け身ではなく自主的に発言をしたり、隣の席の人とお題について話し合い結論をだすということが行われています。クリティカルシンキングを交わす場を求めていた私は、今実際に体験して自分の研究の未熟さや他人の意見からの新しい視点を発見をすることができて、改めて学ぶことの楽しさを実感しています。

語学のレクチャーは自主的に参加する授業です。毎週校内で行われる"Language Development"は、主に母国語が英語でない新入生を対象とした授業ですが誰でも参加できます。こちらでは各専攻の授業に沿ってステートメントやエッセイの書き方を学生同士が助け合い学ぶことができます。また、"Language Centre"という施設ではCSMだけでなくロンドン芸術大学全体で語学のサポートをしてくれます。チュートリアル、ドロップイン、休み期間の集中特訓、アカデミックライティングがあり、自主的に予約をして授業に参加したり、1対1でエッセイやプレゼンテーションについて相談できます。私はチェルシー校へ週に一回のアカデミックライティングの講座に参加しました。IELTSのためにアカデミックライティングを日本で学んできましたが、この講座で学んだことはIELTS受験者向けではなく、学生の論文向けであったので新鮮でした。

その他にも、定期的に行われるスタディサポート(学校内の施設の説明やチュートリアルの参加の仕方などのサポート)、ワークショップ(自分の制作によって各々が自主的に学びにいける特別なスペース)、月曜レクチャー(毎週月曜日、ファインアート関係のゲストをお招きしお話をきけるレクチャー)など、こまめに学校内でなにが行われているかをチェックしていると充実した学生生活が過ごせます。

写真1 ワークショップの部屋.JPGワークショップの部屋は木工、鉄鋼、鋳造、映像、撮影等目的によって分けられていて各部屋に担当の技術者がいます。私も初めて石膏鋳造に挑戦しましたが1対1で丁寧に教えていただきました。

オープンスタジオについて

写真2 オープンスタジオ案内.JPG

先日の週末にオープンスタジオにて展示をさせていただきました。普段はIDカードを持っている者しか学校のゲートもアトリエにも入れないというセキュリティが厳しいCSM校ですが、オープンスタジオでは、イベント参加登録さえすれば気軽に校内に入ることができます。各々の親御さんやフラットメイト、他校の学生が観に来てくだり、賑やかな雰囲気でした。

CSM校の同期の学生は愛知県立芸術大学の学生よりも映像作品やパフォーマンス作品が多いように思えます。この傾向は、パソコンやビデオカメラ、プロジェクター、照明器具などプロ仕様の機器の貸し出し施設が行内にあることと、アトリエではなく家などで使い慣れているパソコンやケータイを使って制作できる環境があることが理由に含まれると考えています。

交換留学期間の約半分を過ごし終えた最近は、負担だと思っていたことが"悔しい"という気持ちに変わったことに気が付きました。ですが、この兆しは自分の可能性につながることなので有り難く噛み締めています。クリスマスへの装飾で光り輝いている街中とは裏腹に、期末に提出するエッセイやアセスメントへの準備に日々切磋琢磨していますが、他人の影響で新しい気づきができるこの状態を大切に過ごしたいです。


写真3 オープンスタジオ搬入の様子.JPG

搬入の様子

写真4 同期生の作品1.JPG

同期の作品①

写真5 同期生の作品2.JPG

同期の作品②

[問い合わせ]

愛知県立芸術大学 学務課 学生支援・国際連携係
Tel:0561-76-2843
Fax:0561-62-0083
Mail:g-shien[at]mail.aichi-fam-u.ac.jp([at]を@に書き換えて送信してください)