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H28ドイツ=ハンブルク音楽大学からの留学報告①Vol.2

音楽研究科博士前期課程 管楽器領域 加藤菜月さん

5月末に参加したマスターコースについて報告致します。

写真1 ラインスベルクの音楽アカデミー外観.JPG

ベルリンの北に位置する都市 ラインスベルクの音楽アカデミーにて開講された、現在御指導を賜るハインツマン先生が講師を務められるマスターコースへ参加しました。若い音楽家のために国が設置したこのアカデミーには、練習室やホールだけでなく宿泊施設も併設されており、一年を通して沢山のマスターコースが開講されています。ハインツマン先生のマスターコースも毎年この時期に開講され、今回はハンブルク音楽演劇大学の先生のクラスに在籍する学生をはじめとする14名が参加しました。

日中はレッスンが開講され、私も数回受講しました。加えて何度か行われた試演会には全員が参加し、一人ずつソロを演奏して皆で聴き合いました。聴き合った後はそのまま解散せず、誰の演奏に対してどのように感じたか、良かった点も改善した方がより良くなる点も学生同士で伝え合う時間が設けられました。自分の感じたことを内に秘めたまま「よかった。」「勉強になった。」というような漠然とした感想を述べて終わってしまうのではなく、それぞれが自分の意見を具体的にはっきりと伝えていることに感心しました。

写真2 マスターコースバナー.JPG

最終日の午後にはホールでコンサートが催され、皆1曲ずつ演奏しました。奏者もお客さんもコンサートを楽しんでいて、とても素敵な時間でした。私にとってはこれがドイツで迎えた初めての本番でしたが、良い緊張感の中で楽しく自分らしく演奏することができました。それをお客さんが笑顔で聞いてくださり、さらに幸せな気持ちになりました。

ハインツマン先生は、「他人と比べて自分の演奏はどうだと比較する必要はありません。今は勉強している最中で、それぞれが取り組むべき課題を持っていて、それをクリアすることが重要です。しかし、舞台で演奏する際にはそれすらも必要ありません。コンサートで大切なことは、お客さんが演奏を楽しんでくれること、そして自分も演奏を楽しむことです。」とおっしゃいました。

写真3 最終日コンサート.jpg

ドイツへ来て、同じクラスの皆のレベルの高さに圧倒され、私もはやく皆のようにうまく吹けるようにならなければと必死になっていました。その中で、"音楽を楽しむ"という大切な気持ちも、つい忘れてしまっていたように思います。

日頃の練習では目の前にある自分の課題へ真摯に取り組み、しかし舞台では自分が演奏家であることを忘れずに、気持ちを新たにフルートや音楽と向き合っていきたいです。

ラインスベルクには1週間滞在しました。空き時間は、練習したり他の人が受講するレッスンを聴講するだけでなく、散歩をしたり、ケーキを食べにカフェへ行ったりもしました。夜になると皆でお酒を飲みながらお喋りをして、楽しく過ごしました。この1週間で、それまであまり話す機会のなかったクラスの皆と沢山話し、仲良くなることができました。

また、マスターコースの初日、ドイツ語が突然クリアに聞こえるようになりました。今までは相手がどんな単語を言っているのかもわからないことが殆どでしたが、ある時不意に相手の話す言葉が明瞭に聞こえ、それが頭の中に文字化して浮かぶようになりました。それは、これまでの人生で一度も経験したことのない、不思議な体験でした。

[問い合わせ]

愛知県立芸術大学 学務課 学生支援・国際連携係
Tel:0561-76-2843
Fax:0561-62-0083
Mail:g-shien[at]mail.aichi-fam-u.ac.jp([at]を@に書き換えて送信してください)