HOME

お問合せ

交通アクセス

日本語English

H28イギリス=ロンドン芸術大学からの留学報告Vol.3

美術学部 油画専攻4年 秋良美有さん

グループ展示

写真1 グループ展の講評の様子.JPG

交換留学期間の最後の校内課題は、昨年に6回の講義を共に受けたメンバーとその講義についての作品をつくり共同展示をすることです。3日間の搬入、1日間の展示・講評、1日間の搬出という日程で行われました。専攻や特技の異なるメンバーとの話し合いは想像以上に難しく面白みのあるものでした。私が受けていた講義は"BLACK THOUGHT IN THE POLITICS OF ART"の内容で、日本からロンドンへ来た私にとって、他者から自己をみつめなおすよい刺激となりました。実際に私のグループには、タイ、ナイジェリア、インド生まれの生徒、イギリス、アメリカ生まれの生徒、また両親が他国生まれでイギリス生まれの生徒など、さまざまな"人種"の生徒がいました。その中に日本生まれの生徒として私も加わっていました。"人種"差別にもなりうる繊細な話題が、生徒間で続きました。ですが、このメンバー内は、同じ講義を受けたことにより"人種"の意味を共有しながら話し合えることができ、むしろ自分のマイノリティからの意見を言うことが必須となるようなオープンマインドになれる安心できる雰囲気でした。この共同展示を通して、自己の立場、学校の課題を通して他の生徒と関わる意義、そして他人を理解しようとする行動の仕方を身をもって感じました。展示を終えることにより、つい昨日まで話あっていたメンバーと集まることがなくなるのが既に寂しく思います。しかし、たとえ私が日本に帰ろうとも, よくもわるくも現代はメールやFacebook、Skype等で繋がることが容易いので、一度繋がった関係を続ける努力をするつもりです。そうすることで、答え無き人間問題に規模を広げてより深く関わっていき、芸術に携わる者として表現することを生涯行いたいと思っています。


写真2 他のグループの展示・パフォーマンス1.JPG

パフォーマンス①

写真3 他のグループの展示・パフォーマンス2.JPG

パフォーマンス②

写真4 他のグループの展示・パフォーマンス3.JPG

パフォーマンス③

写真5 他のグループの展示・パフォーマンス4.JPG

パフォーマンス④

愛知県立芸術大学からCSM校への留学について

留学はひとによって得るものが変わる、つまり、その時その場所で選んだ行動によって出会える生身の人々・話題によって得るものが異なるので100人交換留学生がいれば100人の交換留学の価値があるということになります。もちろん、交換留学をしなくとも、価値のある日々は存在します。ただ、日本では出会えないひと、話されないお題、感じることのない五感が交換留学先にあるのは間違いないです。それを求めるかどうかは自分の希望次第であり、必ずしも留学が生徒の価値向上につながるとはいいきれません。そして芸大生として他国の芸大へ交換留学をすることは語学留学とは異なり、言語を学びにいくのではなく、日本語ではない言語を使って芸術を学ぶこととなります。「私はこれからロンドンに留学します!」「え?英語話せるの?」というような会話がよく留学前に行われましたが、正直この問いは毎度私を不安にさせました。しかし実際には、言いたいこと、伝えたいことがあれば、周りの友達や先生は少ない単語でも意志があれば察してくれますし、なにより、学校内では自分の作品や研究が伝えたい内容をフォローしてくれました。0からはじまるコミュニティ、の中でやりたいことを模索することは簡単ではありませんが、自分の内側と外側を整理することができるよい機会となりました。

留学中に出逢えた人々、かき集めた知識、身を投げ入れた経験は留学期間でとどめることなく自分の中で永遠に求め続けていきます。そして、自分から他者へ偏りなく発信していく最善の方法を考え、実行していきます。

[問い合わせ]

愛知県立芸術大学 学務課 学生支援・国際連携係
Tel:0561-76-2843
Fax:0561-62-0083
Mail:g-shien[at]mail.aichi-fam-u.ac.jp([at]を@に書き換えて送信してください)