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H28ドイツ=ハンブルク音楽大学からの留学報告①Vol.8

音楽研究科博士前期課程 管楽器領域 加藤菜月さん

エルプフィルハーモニー.JPG

1月11日、ハンブルクに新しいコンサートホールがオープンしました。名前はエルプフィルハーモニー Elbphilharmonie、ハンブルクの新しいシンボルです。

当初は何年も前に完成を予定していたそうですが、度々延期され、ようやくオープンを迎えることができました。遠くからでもすぐに見つけられるような特徴的な外見をしているのに対し、中はシンプルでモダンなデザインが施されています。外壁の大部分は透明で、建物の中から外へ目を向けると、美しいハンブルクの街や港を一望することが出来ます。

こけら落としの公演は、このホールをホームとする北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団 NDR Elbphilharmonie Orchester(北ドイツ放送交響楽団 NDR Sinfonieorchester Hamburgの改名称)が行いました。後日観た映像には、演奏終了と同時に総立ちする笑顔いっぱいのお客さんと大喝采が巻き起こるホールの様子が映し出されていました。素晴らしいコンサートだったのだと思います。

私はその公演のチケットを手にすることが出来なかったので、その日はヴェルディのオテロというオペラを観るためにオペラハウスへ行きました。斬新な演出で観客を終始ハラハラさせる面白い公演でしたが、普段では考えられない程に空席が目立つ劇場内の様子に驚き、そちらの方が印象に残ってしまいました。同じ時間、ハンブルクの音楽好きは、皆当然エルプフィルハーモニーへ行っていたのでしょう。

私は、オープン4日目に公演されたシカゴ交響楽団のコンサートの際に初めてエルプフィルハーモニーを訪れました。当日券売り場のカウンターの前にできた長蛇の列の内、前から11番目に並んでいた私は無事にチケットを販売してもらうことが出来ましたが、私が購入すると「本日のチケットは完売致しました。」というアナウンスが伝えられ、後ろで待っていた多くの人々が公演を聴くことなく帰って行きました。幸運なことに、私は最後の1枚を販売していただけたのでした。

真新しいピカピカのホールで聴く、これまでCDでしか聴いたことのなかったシカゴ交響楽団の演奏はとてもダイナミックで、私は最後の一音までずっとワクワクしていました。コンサートのメインプログラムとして演奏されたラヴェルの展覧会の絵の冒頭部分では、トランペットの音色があまりに柔らかで、上から降り注ぐ音が私を包み込んでくれるような感覚を覚えました。



今月はシカゴ交響楽団の他に、北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団のコンサート、内田光子さんのピアノリサイタル、ヨーヨー・マさんのチェロリサイタルも聴きに行きました。シーズンプログラムが発表された時から楽しみにしているチェチーリア・バルトリさんのコンサートをはじめ、エルプフィルハーモニーでは世界で活躍する一流音楽家のコンサートが今後も沢山予定されています。相変わらず寒さの厳しい毎日が続いていますが、積極的にホールへ足を運び、コンサートを存分に楽しみたいと思います。

[問い合わせ]

愛知県立芸術大学 学務課 学生支援・国際連携係
Tel:0561-76-2843
Fax:0561-62-0083
Mail:g-shien[at]mail.aichi-fam-u.ac.jp([at]を@に書き換えて送信してください)