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H29ドイツ=ハンブルク音楽大学からの留学報告①Vol.1

音楽研究科博士前期課程 声楽領域 川瀬千音さん写真1 エルプフィルハーモニー.jpg

私は今年の4月から交換留学生として、ドイツのハンブルク音楽演劇大学で声楽を学んでいます。声楽の学生は、10数年ぶりらしく、日本人の歌手は今、大学に私しかいません。なので、声楽のカリキュラムやシステムについての情報を得ることが非常に難しく、何もわからないまま4月がスタートしました。交換留学生は、レッスンを受けるだけで良いのですが、聴講や授業への参加も、担当の先生の了承がいただければ受けることができます。私は、古楽に興味があったので、Alte Musikの授業と、大学のオペラに参加しています。レッスンは週に2回(1レッスン45分)とコルペティのレッスンが週1回あります。その他にも、大学で行われるオーディションや、学内のコンクールに申し込むこともできます。

私も、11月に行われる初期バロックの演奏会の企画に参加することになったので、6月からは、その授業も受けています。

大学のオペラは、オペラ科の方がソリストを務めることになっていて、パーセル《Dido and Aeneas》とウィリアムズ《Riders to the Sea》を公演します。私は偶然にもキャストの方が病気で空きができたため、5人ほどで歌う合唱に参加することになりました。5月に初演、その後、毎週公演をしています。千秋楽は6月の末です。同じオペラを何度も公演することや、ソリストの方の歌う量の多さに驚きました。毎日の生活の中にオペラの公演があることも、私にとって不思議でした。レッスンのあと、語学学校に行き、夕方のオペラの本番を終えて、夜遅くに帰宅するという日も時々あります。本番の日も、いつも通りのスケジュールをこなしてから本番に臨まなければいけない。忙しいことは言い訳にはならないんだと思い、本番の気持ちを常に持続させることの重要さを感じました。

私の先生、Smits先生はとても温和な方ですが、音楽は、とても力強く熱いものを感じます。歌いながら熱心に教えてくださるので、言葉の壁はあまり感じません。空気間で理解できるというか、音楽でわかるという感覚だと思います。しかし、体の使い方や、息に関しての説明などドイツ語が分かればもっと吸収することができますし、先生との日常の会話もしっかりこなしたいので、少しでも早くドイツ語に慣れるよう、語学学校には毎日4時間程通っています。



最初に考えていたよりも多忙な日々を送っていますが、とても貴重な経験をさせていただいています。ただ、言語や生活環境の異なる学生たちと一緒に演技をし、一緒に歌うことは非常に難しく、演出家の話や指揮者の意図を理解することもまだできません。そして声楽の学生にとって1番の問題は発音だと思います。アジア人の学生はみんな発音が問題だ、と言っています。いろんなことが、本当に私たちには不利で、ドイツ人以上の努力をしなければ学ぶことすら難しい。そんな当たり前のことを痛感しました。しかし、ハンブルクに居られる日本人の方々は、みなさんとても前向きで、努力家で、いつも輝いています。私も、少しでも早く近づけるようになりたいと思っています。

写真2 アルスター湖.jpg

アルスター湖

まだまだたくさんの困難が待ち受けていると思います。不安で眠れない日もあるかもしれませんが、この場所で音楽ができることの幸せを常に忘れず、このチャンスを生かし、より多くのものを吸収できるよう日々努力していきたいと思います。

[問い合わせ]

愛知県立芸術大学 学務課 学生支援・国際連携係
Tel:0561-76-2843
Fax:0561-62-0083
Mail:g-shien[at]mail.aichi-fam-u.ac.jp([at]を@に書き換えて送信してください)